BizTips:コンテンツマーケティングにおけるChatGPTの活用

コンテンツマーケティングにおけるChatGPTの活用

AIは、一部の産業分野でAIのエンジニアのもと使われてきましたが、2022年11月に公開され、2月4日までにユーザー数が100万を突破し、現在は1億アクティブユーザーとも言われ一気にだれもがAIを体験することになりました。いわゆる一般大衆化です。

BtoBマーケティングにおいても、デジタル上の顧客行動データや各種文献、受賞情報等々、デジタルデータを分析することによって有望見込み顧客を発掘する取り組みに一部用いられてきました。

Microsoftにおいては、Copilotという名で大規模言語モデル (LLM)を発表しましたが、この名の通り副操縦士、つまりChatGPTは副操縦士といった捉え方が相応しいと感じます。

操縦士はあくまで人間です。言い換えれば「秘書」でしょうか。

あくまで人間、企業マーケターの秘書であり、サポートしてくれる役割としてお付き合いした方が良いと感じています。

BtoBマーケティングにおいて、顧客とのデジタルコミュニケーションの基盤となるウェブサイトですが、ChatGPTという秘書の力添えで、どのように企業マーケターの作業は変化していくのでしょうか。

現時点で感じている7のケースをご紹介します。

目次

ChatGPTの基本情報

OpenAIが開発した大規模言語モデル「GPT(Generative Pre-trained Transformer)」

は2022年11月30日に公開されました。 開発元の同社は同年12月4日までにユーザー数が100万を突破したと発表しています。

ChatGPTには、GPT-3.5とGPT-4があり、GPT-4は、GPT-3やGPT-3.5よりもパラメーター数が増え、学習能力が向上しています。GPT-4は、より高度な自然言語処理が可能で、より複雑なタスクにも取り組めるようになっていますので、ビジネス利用ではGPT-4を活用していきたいところです。

具体的には

  • ずば抜けて頭が良くなった
    • ChatGPTが司法試験問題を解いたところ、3.5では下位10%でしたが、4は上位10%に入ったとのことです。
  • 文章生成能力が格段に高い
    • 3.5 1,500ワード
    • 4 25,000ワード
  • より安全に
    • 有害な情報をカットできるようになった
  • 画像で指示ができる
    • 画像に対して矛盾がある点を指摘できる

注意点としては、3.5および4は、2021年9月までのデータで構成されている点です。最新情報が記録されていないので予め留意しておくポイントです。

なお、ChatGPT-4は、月額20$のChatGPT Plusで利用できます。

つまり、ChatGPTという貴方の秘書は、司法試験上位10%に入る頭脳を持ち、25,000文字をライティングしてくれる超優秀なスタッフを月額20$の賃金で雇う事ができるということです。文句も言わずにです。

コンテンツマーケティングにおける活用例

ChatGPTを活用していく上で、例えばコンテンツマーケティングにおいて下記のような業務生産性を向上できるものと思います。

  • キャッチコピー作成
  • 文章校正
  • リスクヘッジ
  • メルマガのコンテンツ案
  • ビジネスブログのタイトルおよび本文作成
  • バイヤーズジャーニーマップの作成
  • SEOを考慮したTITLEとDescriptionの作成
  • 文章の要約
  • FAQページの充実化

ChatGPTの効果的な使い方

Barbage In/Garbage Out ゴミを入れてもゴミが出てむるだけ。
ChatGPTが貴方の秘書として、きちんとアウトプットを出してくれるかは貴方次第です。では、秘書に求めるアウトプットを出してもらうにはどのような作法が必要なのでしょうか。

ChatGPTの効果的な使い方

役割を与える

例:

  • あなたはBtoB企業におけるCMO(Chief Marketing Officer)です。
  • あなたはBtoB企業におけるメールマーケティングの担当者です。
  • あなたはプロのライターです。
  • あなたは企業ウェブサイトの管理者です。

制限を与える

例:

  • メルマガ(ブログ)のタイトルを5つ教えてください
  • ●●●というタイトルの原稿案を200文字以内で教えてください。

前提を与える

例:

  • セミナー申込み者を獲得するために
  • 自社商品は●●●という商品で●●●向けですが、その顧客に価値と感じていただくため
  • 50代の経営層に向けたブログ記事

調整する

なるべく具体的に役割と制限と前提を与えても、求めた回答が得られない事もあります。その場合は調整を依頼していきます。

例:

  • ◯◯◯の観点も入れて
  • 具体例を足して
  • ◯◯◯という言葉も含めて

このように一時回答してきた内容に対して、要望を追加、調整していくことがポイントです。
求めた回答ではない、誤っている、 そのような場合は、新しい質問を投げかけるのではなく、そのまま継続して調整を行っていきましょう。

調整する内容が分からない場合は少ないと思いますが、その場合はこのように聞いてみましょう。

「何か追加の情報が必要であれば、私に質問してください」

コツとしては、細かい情報、条件を狭めていくことです。求めた回答を秘書は膨大な情報から導き出してきます。

早速具体的にChatGPTに聞いてみましょう。

<入力>
「コンテンツマーケティング用のコンテンツを教えてください。」

<回答>

コンテンツマーケティング用のコンテンツを教えてください。

漠然と質問した場合はこのような回答が得られます。そこで、「役割」「制限」「前提」を与えてみます。

「あなたはBtoB製造業企業内マーケターです。対象製品は、産業用PCで堅牢性が求められる現場に対して導入価値のあるものです。そのような顧客向けてのコンテンツマーケティング用のブログ記事タイトルを5つ教えてください。」

「役割」「制限」「前提」

より具体的になり、実際に参考にできる情報精度になってきます。

そして更に粒度を高めるために「何か追加の情報が必要であれば、私に質問してください」と入力してみます。

追加の質問結果

【ケース別】コンテンツマーケティングで使える入力例

キャッチコピー作成

<入力>
あなたはプロのコピーライターです。
以下の文章から、思わずクリックしたくなるようなコピーを5つ作成してください。
読者はマーケティングに関する知見はないため、一般の方が理解できるような優しい言葉遣いでお願いします。また、指定キーワードを用いてください。

◯キーワード

  • マーケティング
  • セールス
  • プロセス構築

◯文章

足で稼ぐ営業スタイルに限界を感じる。
営業が担当する業務範囲が多すぎるため、顧客対応の時間が減少している。
売上げアップに結びつく営業戦略が立てられない。
営業プロセスをデジタル化することで、どうコストダウンが図られるかわからない。
そもそも営業人材が不足してる。
これらの課題を解決するために、主に製造業BtoB企業に取り組んでいただきたいデジタル中心のマーケティング&セールスプロセスです。本サービスによって、BtoBの特性に応じた「誰に」「何を」「どのように」のマーケティングの基本定義から、デジタルチャネルを含めた適切な顧客コニュニケーションを行うまでの伴走を行います。
お客様の購買プロセスは、BtoBにおいてもデジタルチャネル(ウェブサイトなど)を利用した情報収集のウエイトが高まっています。そのような中、貴社の商品・サービスの価値を、フィールドセールスだけでは認知いただくことが困難になっています。

<回答>

リスクヘッジ

<入力>
あなたはコンプライアンスのプロフェッショナルです。
下記の文章をウェブサイトで公開する場合、想定されるリスクを箇条書きで3つ教えてください。

神奈川県藤沢市で美味しいリンゴを1個1,000円で通信販売しています。

<回答>

メルマガのコンテンツ案

<入力>
ビジネス・マーケティング(BtoB製造業向け)をテーマにしたメルマガ記事を作成したいと思っています。
対象となるキーワードとコンテンツアイデアを3つ教えてください。

<回答>

<調整する>
そこで、対象となるペルソナの情報を加えてみます。

藤沢花子さんになりきって、改めて回答お願いします

藤沢花子さんのプロフィール
名前:山田太郎
課題:新規開拓がうまくいかない
業種:工場向け電子制御機器
企業規模:100名以上
業種:製造業
肩書:事業部長

<回答>

バイヤーズジャーニーマップの作成

<入力>
以下のキーワードとフェーズを掛け合わせて、コンテンツマップ(表形式)を作成してください。
縦軸:キーワード
横軸:フェーズ

◯キーワード
BtoBマーケティング体制構築
BtoBマーケティング戦略
リードジェネレーション
リードナーチャリング

◯フェーズ
認知
興味・関心
比較・検討
稟議
購買
導入後

<回答>

SEOを考慮したTITLEとDescriptionの作成

<入力>
あなたはSEOの専門家です。

以下のキーワードをもとにして、多くのクリックが想定されるTITLEとDescriptionを3つ教えてください。

◯キーワード
製造業マーケティング
BtoBマーケティング

<回答>

ChatGPTのプロンプト<入力>

いかがでしたでしょうか?コンテンツマーケティングという題材1つをとっても、多くの相談が行なえます。

本記事で紹介したプロンプト<入力>の一例にすぎず、皆様の企業の商品、サービス、対象顧客にフィットした<入力>を行うことで、更に高い解像度の<回答>が得られることと思います。

注意点としましては、ChatGPTは<入力>された情報を記憶します。機密情報や個人情報については十分留意して使うことが必要です。

このようなオープンなサービスでは、自社にカスタマイズされた情報の取り扱いには制限がかかるので、企業向けのChatGPTを導入するケースが進んでいる訳なんですね。

改めて、ChatGPTをあなたの秘書としてコミュニケーションするための4つです。

ChatGPTのプロンプト<入力>のポイント4つ

ChatGPT-4の利用で、司法試験上位10%の頭脳、25,000文字の文章作成能力、安全にかつ画像からも判断してくる秘書を相棒にしていきましょう。

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